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飛行機代を無料にして「神の島・・・久高島」へ
最近、観光客数がついにハワイを抜いたことで何かと話題になっている沖縄県。
沖縄の魅力にハマる人は年々急増し、外国人観光客も沢山訪れています。
沖縄といっても、その範囲は広く、離島などを含めると観光名所は膨大な数。
魅力満載のエリアなんですね。今回は、日常の喧騒やせわしい毎日にお疲れ気味の人に是非行ってもらいたい、琉球最高にして究極のパワースポット、そして簡単にアプローチできる神の島「久高島」の観光ルートをご紹介します。
久高島、日帰りおすすめのプランはコチラ。
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・沖縄本島那覇空港
・ゆいレールで、沖縄中心部へ
・斎場御嶽(せーふぁーうたき)
・安座間港へ
・久高海運「くだか」で「久高島」へ
・夏の海水浴なら、おススメは「メーギ浜」へ
・レンタサイクルは久高船待合所で借りる
・手付かずの自然を満喫したいなら「ピザ浜」へ
・南城市指定史跡の「フボー御嶽」へ
・インスタ映えなら「ロマンスロード」へ
・食なら「イラブー汁」を。
以下に、順を追って説明させていただきますので、最後までお付き合いください。
国内旅行もマイルで。特典航空券を賢く利用
まず、久高島へのルートを簡単にご紹介します。
まずは飛行機で沖縄本島の那覇空港へ! LCCなどの就航も増え、数年前では考えられなかったような格安な航空券が多数販売されていますが、やっぱり「無料航空券」にはかないませんよね。
そう、マイルを使った特典航空券の存在です。
JALやANAのマイレージカードをお持ちの方はご存知かと思いますが、旅行好きの人なら絶対に作っておきたいカードが航空会社で発行しているマイル系のカードです。
特に、JALカードやANAカードなどといったクレジットカードで普段のお買い物をすると、購入金額に合わせてマイルがどんどん貯まっていくんです。
ちなみにイオンが発行しているイオンJALマイレージカードでも同じようにマイルが貯まります。
マイルが貯まると無料航空券に交換できるほか、支払いに使えるポイントや商品券、お好きな品物に交換できたりしちゃうんです。
ディスカウントマイルキャンペーンといった名目で、特典航空券申込の際に普段より少ないマイル数で申し込めるキャンペーン時期もあるので、各航空会社HPで時期をチェックしてお得に旅を楽しんで下さいね。
久高島への往路に沖縄世界遺産の旅もプラスして。
さて、まずは飛行機で沖縄へ向かいます。
沖縄へは、ANA便、JAL便も数多く飛んでいますので、どのマイルを使っても比較的簡単に手配できると思います。
沖縄到着後は、那覇空港からはゆいレールに乗って中心街へ。
そこからバスに乗って約50分、南の方角へ向かいます。
まずは1つ目のパワースポット、世界遺産の「斎場御嶽(せーふぁーうたき)」に向かいます。
神を祀る神聖な場所、「斎場御嶽(せーふぁーうたき)」へ
この「斎場御嶽(せーふぁーうたき)」は、琉球王朝時代には国家的祭事が行われた琉球王国最高の聖地と言われています。
※御嶽(うたき)とは、沖縄で神を祀る聖所のことを言います。
御嶽(うたき)の中には、六つのイビ(神域)があります。
琉球王国時代、国家的な祭事には聖なる白砂を「神の島」といわれる久高島から運び入れ、それを御嶽全体に敷きつめました。

世界遺産・斎場御嶽の石碑です。存在感抜群!

三庫理(さんぐーい)という左右の巨大岩でできたトンネルは聖域であることを感じさせます!
斎場御嶽は、琉球国王や聞得大君の聖地巡拝の行事を今に伝える「東御廻り」(アガリウマーイ)の参拝地として、現在も多くの人々から崇拝されている場所です。
ところどころに南国独特の草木が茂り、ひっそりとした御嶽の奥へと進むと、東に平らな形状の島が見えてきました。これが神の島と拝められている「久高島」です。
20分の船旅で、神の島「久高島」へ。
斎場御嶽を巡った後は、安座間港へと向かいます。
いよいよここからフェリーで2つ目のパワースポット「久高島」へと渡ります。
といっても、港から島が見えるくらいの近さ。所要時間はわずか20分程度の短い船旅です。
料金は高速船が片道¥760、フェリーが¥670で、合わせて一日報復6便の運航があります。
久高海運が運航する「フェリーくだか」を利用します。

沖縄本島からフェリーで20分、聖なる久高島に到着!
久高島は、琉球を造った祖神「アマミキヨ」が最初に天から降りてきて、ここに国造りを始めた土地であると伝えられています。
また、12年ごとの午年には秘儀イザイホーが行われているのが有名な島でもあり、周囲7.75kmの小さな島です。
(ちなみに、スカイツリーの高さが「634 m」なので、周囲7.75km というのは、スカイツリーが11棟分。ゆっくり歩いて1時間半から2時間程度で回れる距離なので、いかに小さな島か?がイメージできるかと思います)
歴代の琉球国王は久高島参詣を欠かすことはなかったのだとか。
手付かずの観光地、久高島こそが贅沢な自然スポット
沖縄の離島といえば石垣島や宮古島、慶良間諸島など人気ですが、久高島はそういった離島とは異なり観光化があまり進んでいません・・・というより、進められないのです。
なぜなら神聖な神の島であるから。ガジュマルやビロウ、シャリンバイといった小さな森があちこちに点在していて、南国らしいありのままの素朴な景観が楽しめます。
そしてその森の中に存在する御嶽(うたき)には、多くの神々がまつられていると言われています。
ちなみに、
久高島を訪れた際は、
「一切の島の草木や石、貝殻などを持ち帰ってはいけない」
とされていますのでご注意を。
透明度の高い海が、神秘さをより際立たせます。
神秘的な雰囲気が漂う久高島ですが、魅力的なのは綺麗な海!
沖縄本島とはまた違った、透明度高いビーチがいくつかあります。
夏の海水浴なら、おススメは「メーギ浜」。
そもそも久高島へ海水浴目的で訪れる人は非常に少ないため、プライべートビーチのような感覚で楽しめますよ。身も心もきっと浄まります。

屋久島の散策にはレンタサイクルがオススメです。
レンタサイクルは久高船待合所で借りることができます。
小さい島ですから、移動には自転車がオススメです。借りた自転車で風を切って「ピザ浜」に向かいましょう。
晴れの日は広い海が青々としてきれいに映え、でこぼこの岩と共に手つかずの自然を感じさせてくれます。
浜の入り口には野良猫がのんびりお昼寝。かわいくて人懐っこくて癒されます。
更に自転車を走らせると、集落も見えてきます。昔の沖縄の独特な石垣が並んでいて、キレイに整備されています。

久高島の唯一の集落。静けさ漂うエリアには沖縄伝統の家が並びます。
島を一周した後は、長い長い一本道をただ進みます。誰も通らない草木の茂る静かな道。都会では決し見ることの出来ない景色。これがとっても贅沢なのです。
琉球神話でも有名な「フボー御嶽」へ
そして到着したのが、「フボー御嶽」。
南城市指定史跡で、古くから大切にされてきた由緒ある聖地、空間です。
立ち入り禁止の名所であり、琉球神話にも登場する七御嶽のひとつ。
昔から霊威高い御嶽として琉球王府からも大切にされてきました。
奥にある円形広場はイザイホーやフバクワ行事などの祭祀場となっており、
人々にとって最高の聖域です。

フボー御嶽。何人も立ち入り禁止の久高島最高の聖地。
インスタ映えを求めるなら「ロマンスロード」へ
神聖な雰囲気を感じた後は更に自転車を走らせ、ロマンスロードへ!

久高島随一の景色が堪能できるロマンスロード!名前がカワイイ!
海側に沿ったサイクリング・ウォーキングコースで、美しい景色が広がり、向こう岸には沖縄本島が見えます。離島から眺める沖縄本島というのもまた新鮮です。
先へ進むと、岩が突出したゆるやかな崖が見えてきます。
美しい海と太陽に映える青々とした木々がキラキラしていて、まさにフォトジェニック!
こんな聖地の雄大な景色を眺めながら太陽の日差しを浴びていると、なんだかちっぽけな悩みも時間も忘れてしまいますね。
そんなことを考えているとあっという間に船の時間。急いで自転車を走らせ、元来た道を戻ります。
ところどころに咲いている鮮やかな赤いハイビスカスがまるで自分を見送ってくれているよう。
ウミヘビ汁(イラブー汁)にトライ???
レンタサイクルを返却し、久高島名物「イラブー汁」を頂くことに。
イラブーとは久高島周辺で捕れるエラブウミヘビで、ハブより強い毒性を持っているのだとか。

沖縄観光情報webサイトさんよりお借りしました。
ウミヘビは、琉球王朝時代には久高島の神女だけに捕獲が許されていた大変貴重な食べ物です。
こちらで頂いたのはお椀に何も具の入っていないシンプルな茶色のお汁でした。
ドキドキしながら味見してみるとビーフジャーキーと鰹節を混ぜたような味でした。久高島に来たからには、一度は体験してみてくださいね。
今回は琉球最高の聖地を訪れ、自然のパワーをたっぷりと頂きました。
身も心も清まる旅、久高島への旅はいかがでしたか?
皆さんも是非訪れてみて下さいね!オススメです。
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