パリの交通を上手に使うコツと賢いホテルの選び方

目次

知っておきたい!パリの交通とホテル事情

 

花の都、パリ。世界中から多くの観光客が集まる魅惑の都市ですが、行きたい名所がいくつもあっても、

分からなくては困るのがやはり現地の交通事情ですよね。

交通がわかっていればいろいろな場所にアプローチできます。

初めてのパリ。絶対に行きたい9スポット。

シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内に向かいます。初心者にとっては電車が非常に分かりにくいので十分ご注意を。

 

パリ市内は東京23区より小さく、山手線の内側ほどの面積しかありません。

その中に14本の地下鉄(メトロ)4本のRER(高速郊外鉄道)郊外含めて8本のトラム(路面電車)バスが張り巡らされています。

また地方土地に行く時には国鉄を利用します。

きちんと外国人でも利用しやすいように、パリのメトロは世界一わかりやすくシンプルにできていると言われています。

基本的にはメトロを使えばパリ市内で行けない所はありません。

 

1日4回以上地下鉄を使うなら1日券「モビリス」がオススメ

 

パリの地下鉄のメリットは1枚の切符で何回でも乗り換え可能で、速くてわかりやすいところ。

料金については、メトロの切符1枚1.90ユーロ。

パリがあるイル・ド・フランス地域圏は、パリ市内を中心にゾーン1から6まで、距離別に分けられており、ゾーン1から2内での利用かつ1日に4回以上地下鉄に乗りそうな場合は、7ユーロで購入できる1日券「モビリス」がおすすめです。

地下鉄の運行時間は5:30~翌日の0:30頃まで。

金・土曜は終電が1時間繰り下がり、翌1:30頃まで動いています。

地下鉄1駅間の距離は日本の地下鉄よりも短いので、次の駅まで割と歩けるかも知れません。

駅の入場には改札がありますが、なんと 地下鉄の出口には改札がないのです。

パリ市内の観光なら圧倒的に便利な地下鉄。駅で流れる曲もかなりステキ。

遠距離ならRER(高速郊外鉄道)を使いこなす

 

RER(高速郊外鉄道)はターミナル駅で乗り換えせずに、郊外からパリ市内へ直接乗り入れられる交通機関です。

一般的に欧州の大都市の場合、郊外を走る路線が市内まで繋がっていない場合が多く、その時はターミナル駅で市内交通機関に乗り換えなければいけません。

しかしRERはその乗り換えの必要がなく、パリ市内まで直通で移動することができます。

パリから郊外へ電車移動する時には美しい街並みを堪能できます。

 

RERは、市内では地下鉄と同じ切符で乗れますが、パリ市外に出ると距離別運賃になります。

地下鉄と異なり、RERは出口にも改札は設けられています。

 

バスを使いこなすと行動範囲が大きく広がる!

次にバスのご紹介です。

バスを使いこなせると外の景色を見ながら移動でき、非常に便利。最初の乗車から1時間半の間ならバス同士の乗り換えができます。

目的地までの到着時間が道路の混み具合に左右されるのが難点ではあります。

例えば、パリ市庁舎からサン・クルー公園を繋ぐバスはセーヌ川に沿って走るため、川沿いの景色を楽しむことができます。

バスの乗り方は先頭からで、切符を持っていない場合は運転手から購入できますが、1回の乗車につき2ユーロと割高です。

 

観光にはちょっと不便なトラム。

また、パリ市を取り巻くように走るのがトラムです。

トラムは乗車時に切符のチェックがなく、車内にある刻印機に切符を通すか、ICカードをかざして乗車します。

切符は駅の券売機で事前購入できます。トラムは定番観光スポットをつなぐ路線ではないため、観光での利用は少ないかもしれません。

パリの生活が見える、とある駅の風景。クリーンで利用しやすいです。

 

地方へのアプローチなら、フランス国鉄SNCF。

 

ベルサイユ宮殿やモンサンミッシェルに向かう時にはフランス国鉄SNCFを使います。
日本の新幹線のようなイメージでかなり快適に移動できます。

フランス国鉄SNCFの駅。ベルサイユ宮殿へと向かいます。

治安が悪いパリ?どこのホテルを選ぶ?

最後にパリでのホテル事情についてお話ししますね。

パリのホテル選びで最も気をつけなくてはいけないのが、まずは治安です。

 

パリで治安が悪い場所はどこ???

パリは東京と比べて治安が悪く、一般的に中心部から北に離れたエリアは特に治安が悪いとされています。

地区によって危険度がかなり違っており、中でもパリ北駅やパリ東駅がある9区、10区、11区から北は犯罪発生の危険性が高いので避けたほうが良いかと思います。

パリ市内は夜間の出歩き要注意。エリアによっては非常に治安が悪いです。

シャンデリゼ通りなど中心部であれば、人通りが多いだけあって比較的安全です。

特に南側の5区、6区、7区や13区、14区、15区は比較的安全とされています。

ということで、パリのホテルを選ぶポイントは治安、利便性、ホテル料金の3点です。

パリ中心部のホテルはかなり高額

 

パリは物価が高く、中心部のホテルは1泊10万円を超える高級ホテルがたくさんあります。

1万円前後のホテルもありますが、変なホテルを選んでしまうと部屋が狭かったり、食事がいまいちだったりと後悔してしまうかもしれません。

ルーブル美術館からエトワール凱旋門にかけてのシャンデリゼ通り近辺が最も利便性が高いですが、宿泊料の相場が3万円以上とかなり高額で、10万円を超える高級ホテルもたくさんあります。

探せば1万円台の宿泊料でも、評価の高いホテルはもちろんあります。ただ、建物が古かったり、部屋が狭かったり残念なポイントがあるのも事実ではあります。

 

セーヌ川南岸エリアは少し相場が下がる

 

次に利便性がいいのが、パリ中心部のエリアとセーヌ川を挟んで対岸にあるエッフェル塔があるセーヌ川南岸エリアです。

このあたりになると少し相場が下がり、2万円~4万円という価格帯になります。

 

モンパルナス駅中心のホテルもオススメ

 

パリ北駅やパリ東駅がある9区、10区、11区はパリから長距離列車で移動する場合に便利で、モンパルナス駅を中心とした13区、14区、15区のエリアはヴェルサイユ宮殿など南側に移動する時に便利です。

このあたりになると1万円弱~1万5千円になります。

パリは地下鉄がくまなく走っているので、これらのエリアに滞在した場合も中心地まで10~20分で移動できます。

セーヌ川の北に比べると治安の良い南に位置するのでお勧めのエリアです。

またモンパルナス駅(Gare Montparnasse)はフランス国鉄SNCFの主要駅の一つで、フランスの南方面、西方面に移動するのにも便利。

ヴェルサイユ宮殿行きの電車もモンパルナス駅から出発します。

モンパルナス駅のそばには、大きめのスーパーMONO-PRIXがあり、ショッピングにも便利です。

実は筆者もモンパルナスの近くのホテルに6日間滞在しました。

ベルサイユ宮殿に行く時も、モンサンミッシェルに行くときにも国鉄SNCFの主要駅なので、かなり便利に使うことができました。

 

安くてオススメなのがポワゾニエール地域。

 

日中は観光でお出かけして、ホテルでは寝るだけ・・という方にはポワゾニエール駅周辺もおススメ。

こんな小さなホテルが郊外には沢山。寝るだけなら十分のコスパとクオリティです。

 

利便性は他エリアにはかないませんが、地下鉄ですぐに移動できますし、治安もよく、街も落ち着いています。

料金も1万円以下の格安で泊まれるホテルがあるので、旅のスタイルに合わせて検討してみて下さい。

次回のパリ旅行の際には交通とホテル事情を参考にしていただき、是非充実したパリ滞在にして下さいね!

 

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