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個人でも行ける! 世界遺産「モンサンミッシェル」
マイルでお得旅満喫中のMinna です。
今年の春を目安に娘との次のマイル旅の行き先をフランスにしようかな??? と計画中です。
そんな理由もあり、旅記事ライターをお願いしている「ruready26さん」に今回はモンサンミッシェルへの個人旅行のヒントになる記事をお願いしてみました。
どうぞ記事をお楽しみくださいませ。
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個人でモンサンミッシェルまでのアプローチ。どう行けば良い???
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ruready26です。
海の上に静かに佇む世界遺産「モンサンミッシェル」。誰もが一度は写真や絵で見た事があるのではないでしょうか?
その美しい形状と神秘的な配置は、まさに神がかった存在のよう。
フランスの古い修道院でカトリックの巡礼地でもあり、その美しい歴史的な佇まいを一目見ようと世界中から沢山の観光客が訪れます。今回はそんな憧れの聖地を旅した様子をお届けします。
パリからモンサンミッシェルまでのルートは結構な遠距離。個人でアクセスする場合、パリ発直通バスや電車が主流で、所要時間は約3~5時間程度です。
しかしながら、個人ではなかなか不便なところもあるので、海外での行動が慣れない方は日帰りで観光できるパリ発オプショナルツアーへの参加がとっても便利です。
大手日系旅行会社が主催する1日ツアーが多く組まれています。
パリの市街地に支店がある日系旅行会社もあるので、現地で直接申し込むのも可能ですが、日本で事前にインターネットなどで申し込んでおくほうがやはり確実で安心です。
自由観光の格安フリープランや、日本語ガイドによる詳しい解説付きのプランなど様々な種類があります。
夜景を堪能したい方は、モンサンミッシェル島内や対岸ホテルでの宿泊ツアーもおすすめです。
時期によっては干潟ウォーキングなどちょっと変わったツアーも催行されますので要チェック!
筆者一行は、現地の日系旅行会社主催の1日観光バスツアーを利用しました。
日系の観光ツアーを利用して手軽にモンサンミッシェルへ
ワクワクする気持ちをおさえながら、早朝5時にルーブル美術館前に集合。
なんとツアーはここから14時間という長丁場のコースです!
大型バスに乗り込み、いざ出発!時々休憩をはさみながら、約5時間かけてモンサンミッシェルを目指します。
最初に到着したのは、1日ツアーに含まれている元祖ノルマンディーの田舎村。
ディーブ・シュール・メール村はこじんまりしたかわいらしい童話の世界のような村でした。
独特で魅力的な古いお家が沢山並んでいて、散策するだけでなんだかテンションがあがります。
ディーブ・シュール・メール村はパリから220km離れたフランス北部のノルマンディ地方にあります。
フランス北部のディーブ・シュール・メール村へ
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モンサンミッシェルも同じノルマンディ地方内にあります。
この村の面積は6.46km²、人口は2000年の時点で5912人だそう。
ディーブ・シュール・メール村の見所としては、ノートル=ダム教会、かわいいお店が並ぶガストン・メンヌヴィル通り、その通りを歩いて噴水花壇を通り過ぎ、一番の見所は村の中心部にある、中世(15世紀)の木造建築のある広場です。
木造の建物は16世紀のヨーロッパに広まりました。村をゆっくり散策しながら、かわいらしいお店に立ち寄って、お土産を買ったり、ショッピングを楽しむのも良いですね!
ちなみに小さなブティックで一目ぼれしたオシャレなストールを購入。良い記念になりそうです。
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大型バスでモンサンミッシェルに到着!
そこから、バスに乗り込み、ひたすら広大な大地を走り抜けます。
しばらくすると、なにやら遠くにぼんやりと山のような形状の物体が見え始めてきました。
そう!憧れのモンサンミッシェルのお目見えです!
なんだか感動で涙が溢れてきました。周りには高いビルも建物もない広大な大地だけだから、しっかりと遠くから見え、目指すことができるのです。
昔の人々もこんなふうに遠くからモンサンミッシェルを目指して進んだのだと思うと、ロマンを感じます。
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ふわっふわのオムレツで有名な「ラ・メール・プラール」へ
バスを降り、最初にやって来たのは「ラ・メール・プラール」というお店。
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モンサンミッシェルそばに本店を持つ、超有名な名物オムレツが味わえるお店なんです。
近年、日本にも出店しています。
丸テーブルに通され、出てきたのはふわっふわのビッグサイズオムレツです。
その昔、遠い遠い地から巡礼でやってきた民のお腹を満足させる為に考案された、栄養満点の料理だったそう。
びっくりするのはその大きさでバレーボール半分くらいはあり、見て楽しめます。
とにかくふわふわ、あわあわ、味のないスフレという感じ。卵をあわだてるようにしてつくっているので、やわらかく、味があまりしません。
結構なお値段ではありますが、せっかく遠方の世界遺産にやってきたからには、是非この場所で名物料理を味わっておきたいところです。
ツアー利用の場合はツアー代金に含まれています。ちなみに、「ラ・メール・プラール」のクッキーはモンサンミッシェル定番のお土産として世界的にも有名です。
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いよいよモンサンミッシェル修道院へ
さて、ランチを頂いた後はいよいよモンサンミッシェルの修道院へ向かいます!
モンサンミッシェルは、司教オベールが大天使ミカエルのお告げにより、海に浮かぶ岩山に聖堂を建立した708年にその歴史は始まり、
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966年にはベネディクト派の修道院が設立。拡張を繰り返し16世紀に完成。一時期は要塞や牢獄となりながらも、1966年からは修道院として甦り、現在に至っています。
モンサンミッシェルの入口では多くの観光客でごった返しています。
トイレはこの先ほとんどないため、必ず入口エリアで済ませておきましょう。
それにしても、沢山のお土産屋さんや雑貨屋が並んでいて、観光地の雰囲気が漂っています。
その昔、巡礼者が列をなした、修道院まで続く曲がりくねった細い坂道。ゆっくりと想いをはせながら上っていきます。
サント・オベールの礼拝堂は、島の北西端の岩場に15世紀に創建された礼拝堂。8世紀に聖堂を築いた司教オベールを祀っています。
ガブリエルの塔は1524年に建造された城壁の一部で防御のために大砲が置かれていたこともありました。
聖堂の外壁の補助壁として建造されたもので、葉形の装飾を施された尖塔が印象的です。
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城壁はイギリス軍に対する要塞として、百年戦争時に建造されました。
見張り台からの眺望は壮大。ファニの城壁は修道院西側の倉庫を守るため築かれた軍事要塞。前哨門は島を守る城壁に築かれた唯一の城門で、巡礼者や観光客はすべてこの門を通り、修道院へと向かいます。
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そして、サンテティエンヌ礼拝堂。2階にある礼拝堂のひとつで、ゴシック内陣を支える土台として建てられ、太い柱で上の教会を支えています。
サンピエール教会は、大天使ミカエルを祀る教会で、入口にはミカエルのお告げを聞き百年戦争を勝利に導いた、ジャンヌ・ダルクの像があります。
王の門はかつて王が派遣した衛兵が詰めていた城門で、要塞時代の面影が残ります。ゴシック内陣は1523年に完成を見た、高窓から差し込む光の効果を最大限に考慮して造られた聖堂奥のゴシック様式となっています。
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大聖堂では最高の海の景色に出会え、太陽の光が差し込む中庭はまるで天国のようでした。
モンサンミッシェルを満喫した後は、全体を入れて何枚も記念撮影をしました。
インスタ映え間違いなしです。一生に一度は、美しすぎる世界遺産「モンサンミッシェル」を是非とも訪れてみて下さいね!
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