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女子だけで行くインド。本場のアーユルヴェーダとは?
今回は、筆者 Minna (50代代表♀)と、当サイトのライター Saaya(30代代表♀)の凸凹女子旅のリアル体験記をお届けします。
Minna は友人に会いたい! & ヨガ講師 Saaya はヨガ発祥の地を訪れたい!
この願いを叶えるべく今回のアーユルヴェーダ旅が実現したのですが、
読者の皆さまにもお役に立つ情報があると思いますのでシェアさせていただきますね。
インド旅行で疲れを癒したい。
せっかく行くならリラックスできる場所も訪れたい。
仕事での疲れを癒したい。
身体に何か痛みがある。
精神的なストレスを多く抱えているetc…
そんなときは本場のアーユルヴェーダを受けてみるというのはいかがでしょう?
日本で受けるアーユルヴェーダは、エステの一種、もしくはオイルマッサージのカテゴリーに分類されてしまいます。
ところがインドという国では、アーユルヴェーダは医療の1つ。
医師でなければ処方できないのです。・
ですから、インドでアーユルヴェーダを受けるということは、医師の診察も含まれ、
ちゃんと国家資格を持った医師がその人にあったアーユルヴェーダを処方してくれます。
今回は、2017年に南インド(ケーララ地方)で受けたアーユルヴェーダの実体験をもとに、
アーユルベーダとは何か?
どうやって施術を受ければ良いのか?
施術を受ける費用はどれくらいか?
などについてお話ししていきます。
アーユルヴェーダで捻挫が一晩で治った!
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前項でも触れた通り、インドでのアーユルヴェーダは医療です。
必ず、医師の問診、処方に基づいて施術者(看護婦さんのような人)がつきっきりで担当してくれます。
アーユルヴェーダを受けると、全身の疲れが取れるだけではなく、体の血流がよくなり重かった体が軽くなったりします。
ここで、日本では信じられない治療方法で捻挫がアッ!と言う間に治ってしまった筆者のリアル体験を1つご紹介します。
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筆者(Minna)は小さな階段から足を滑らせて足を捻挫してしまいました。
足がとても痛くて歩けない状態。足の甲と足首の間の当たりが赤く腫れ上がってしまったのです。
この捻挫になってしまったのが朝の8時頃だったと記憶しています。
同行したSaayaさんの肩を借りてアーユルヴェーダの治療へ向かいました。
捻挫に関しては「仕方ない」と半ば諦めていたのですが、アーユルヴェーダ施設の医師が施術者の人に
「これとこれとこれをどうのこうの◉✖️◎▼◇・・・」となにやら指示をしていました。
お医者さん曰く、
「今日治療して治らなかったら明日他の病院に行ってレントゲンを撮りましょう!」
とのこと。
足を油まみれにされて、捻挫の足を「ゴリゴリ」とマッサージを始めたのです。
捻挫をゴリゴリ????!!!
あり得へん光景と痛さに悶絶していたのですが・・・
な、な、なんと・・・
その日の夜には痛みも引き、翌日には割とフツーに歩けるようになってしまいました。
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恐るべし威力、アーユルヴェーダ。。。。
・・・と言うことで、
アーユルヴェーダについてご紹介させていただきます。
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そもそもアーユルヴェーダって何????
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アーユルヴェーダと言うのは、インドの伝統的な医療の方法です。
インドのアーユルヴェーダ、ギリシャのユナニ医学(アラビア医学)、 中国の中国医学
は世界3台伝統医療と言われ、アーユルヴェーダはそのうちの1つと言われています。
インドでは、体内の3つの要素(体液、病素)のバランスが崩れると病気になると考えられており、これがアーユルヴェーダの考え方だそうです。
筆者的の感覚なのですが、
アロマオイルマッサージと中国漢方を足して、さらに日本の指圧も足して、それを3で割ったような?そんなイメージの医療です(笑)。
アーユルヴェーダは、身体もそうなのですが、心の疲労を回復させ、健康にしてくれると言われています。
ハーブのオイルやクリームを使って、セラピストの手や足による全身マッサージを中心に医療を受けることができます。
前述の通り、インドではアーユルヴェーダがリラクゼーションではなく「医療」と捉えられていますので、アーユルヴェーダの背術も「治療」と言われます。
治療は、人によるみたいですが、1日につき2時間程度の場合が多いようです。
身体に痛みがある場合のアーユルヴェーだ治療と メンタル的なアプローチのアーユルヴェーダ治療ですと、処方するオイル(薬草)なども違います。
利用する施設には、ヨガスタジオを併設してある場合も多いようで、
筆者が利用した施設にもヨガスタジオがあり、希望すればヨガや瞑想、そしてヨガ哲学の授業も行ってくれます。(ただし、すべて英語での授業です)
利用する施設によっては、ヨガと瞑想を組み合わせたコースや
プロのセラピストによる手や足を使った全身マッサージ(シロダーラ、キリなど)を選ぶこともできるようですので、
こだわりが強い方でしたら、ご自身が受けたいと思う施術パターンを事前に調べておく方が良いかもしれません。
また、希望すれば「エイジングケア」のアーユルヴェーダというコースも可能なので、
「シワを目立たなくしたい!」「肌のツヤを出したい!」などの悩みを事前に医師に相談されることをお勧めします。
? みなマイル・ワンポイント
アーユルヴェーダの「パンチャカルマ」とは?
パンチャカルマ Panchakarma
Pancha(5) + Karma(方法)
サンスクリット語で「5つの方法」という意味です。
アーユルヴェーダは、
ハーブのパウダーマッサージやオイルマッサージ、
クリームを使ったマッサージ、
医師の診断によるハーブの飲み薬等の処方
がある場合もあるようです。
筆者が利用した施設でも、アーユルヴェーダーの石鹸や化粧水、乳液といった「アーユルヴェーダ製品(?)」も販売されていました。
施設によっては、全身パックやフェイスパック、美容のためのハーブティーが処方される場合もあるそうです。
実際に、私たちがアーユルヴェーダを受けた際には、終了後に「疲れとも言えない」、かとって「元気な状態でもなく???」と言う状態になりました。
そのまま、海が見えるお部屋でフラフラと過ごすと言うのがとても気持ちよかったです。
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マッサージは身体にも負担がかかるとのことで、施術を受けた後は、ゆっくりと身体を休ませた方が良いとのことです。
アーユルヴェーダを受ける手順は???
問診で、身体の状態を把握する
アーユルヴェーダリゾートに到着したら、まずはドクターの問診を受けましょう。
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アーユルヴェーダの基本となるのは、
ドーシャと呼ばれる3つの体質です。
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人にはヴァータ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)という3つの体質が存在するんだそうです。
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? みなマイル・ワンポイント
ドーシャ(DOSHA)とは「体質」、あるいは「生命エネルギー」のこと。
私たちのカラダの中には「風」「火」「土」に象徴される3つのドーシャ
・ヴァータ(VATA)
・ピッタ(PITTA)
・カパ(KAPPHA)
が働いていると考えられています。
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自分のドーシャの状態に気づかないまま、どれかのドーシャが過剰になりすぎてしまうと、 体調を崩してしまいます。
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過剰になりすぎたドーシャを鎮め、崩れたバランスを取り戻そうというのがアーユルヴェーダの考え方です。
アーユルヴェーダでは、そのバランスが乱れると病になると考えられています。
どういう体質を持っているかを医者が確認してくれます。
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筆者たちがドクター(お医者さん)の問診を受けた時には、
日常の生活、疲れているところ、痛い部分などといった問診を受けました。
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施設によって診断方法は少し違うようですが、
大体は体格や睡眠状態、性格などの設問が並んだチェックシートに答えていく問診です。
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そこへ、ドクターによる脈診や聴診などを組み合わせて診断していきます。
ドクターと一緒に瞑想するという個性的なな問診を取り入れている施設もあるようです。
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瞑想を取り入れたアーユルヴェーダも
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筆者が利用した施設では、そのような待遇んはなかったのですが、
帰国後に他の施設の内容を調べていたところ、
ドクターが治療方法や滞在中の食事内容などを決めてくれるという施設もあるようです。
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〜 アーユルヴェーダの1日 〜
※個人や施設によって差が出てきます。
6時 起床
6時半 ヨガ
7時半 朝食
9時 トリートメント
12時 昼食
13時 自由時間
15時 瞑想や午後のトリートメント
18時 夕食
21時 就寝
とにかくリラックスして心身の緊張を解き放つのが目的ですので、忙しく動き回るのは禁物です。
自由時間では、近隣の街への観光ツアーなどが催されることもありますが、
お客さんの多くはプールサイドでのんびりしたり、散歩をしたり、読書をしたりして自分の時間を楽しんでいます。
筆者が利用した施設にもプールが併設され、プール脇のお庭の花などもとてもよく手入れされていました。
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のんびりと過ごすのが基本となっていますので、お気に入りの本を数冊持ち込んでいるという人もいるのだとか。
私たちも、寝たり、食べたり、本を読んだり・・・
かなりのんびり過ごしました。
施設によっては3日以下の短期滞在だと受けられないこともあるので、事前に確認しておくといいでしょう。
(私たちが利用した施設は、1−2日でも受付をしてくれていました。後述します)
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滞在中は、基本は菜食を勧められる場合が多いようです。あとアルコール、タバコは厳禁です。
食事には、ビュッフェのリゾートと、セットメニューを提供するリゾートの両方があります。
菜食ばかりの施設が多いようだと書きましたが、
筆者が利用した施設では、エビ、チキンなどのカレーも提供されていました。
※ドーシャ(前掲のワンポイントを参照のこと)によって食べられない食べ物がある場合もあるようです。
例えば・・・
●カパ体質の人は乳製品や肉や魚がNG、
●ピタ体質の人は唐辛子や生姜などを使ったものを摂取してはいけない
などというルールを提示される場合もあるようです。
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中には、フロアにはドクターがいて、もし食べてはいけない食べ物をとっているのを発見されると飛んできて注意されるという厳格な施設もあるようです。
アーユルヴェーダ、おすすめの施設を紹介!!
インドにあるおすすめ施設を紹介させていただきます。
私たちがアーユルヴェーダで利用した宿泊&アーユルヴェーダ施設です。
Beach&Lake
Beach&Lakeはトリバンドラム国際空港から南へ約8km。
私たちが利用したのはタクシーでしたが、空港から30-40分の距離にありました。
空港の前にタクシーがたくさん停まっていますので、そこでタクシーをお願いしました。
海と湖がクロスする位置にあり、のどかな雰囲気のホテルでした。
Wi-Fi環境が今ひとつ・・・の部分はありましたが、それものんびりするにはピッタリと受け入れてしまえば、リラックスして日常を過ごすには充分だと思える施設でした。
私たちはここ( Beach & Lake)で3日を過ごしましたが、2人とも、また同じ場所に行きたい!と思っています。
南インドで最も美しいといわれるコヴァーラムビーチの近くにあるのですが、
実は、Beach&Lake(この施設)の滞在の後にコヴァーラムビーチ近くに宿泊したのですが、
個人的な好みとしては、Beach&Lake(この施設)の方が断然良かったです。
おそらくその人の性格によるのだと思いますが、
・ゆっくりしたいのなら Beach&Lake 近辺の施設。
・繁華街的な要素を求めたいのなら、コーバラムビーチの近くの施設
が良いのでは?と思います。
チェックインが12時、チェックアウトは11時ですが、アーユルヴェーダを利用する際には施設は別の建物ですし、荷物はフロントで預かってもらえるので、出発日でもアーユルヴェーダをお願いすることが可能です。
自分たちの感想と他の方の口コミ
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筆者(Minna)は、本当に感動しました。
アーユルヴェーダは3日間。毎日通いました。通ったと言っても同じ敷地内なので徒歩で・・・ですが(笑)
医師は女性で小さな女の子のお子さんがいらっしゃるそうで写真も見せてくれました。
折り鶴を作ってあげたらとても喜んで、作り方を教えて欲しいと言われ、英会話での雑談も楽しみました。
施術してくれる女性は、2人いました。
1人は大ベテランで、「神の手」という印象を受けました。
シロダーラ という施術は、日本では高額なのですが、かなり手頃な価格でお願いできます。脳のマッサージと言われているらしく、なんとも言えない心地よい眠りに導いてくれました。
他の方の口コミは、以下の通りです(ホテルサイトのから引用させていただいています)
‘’技術とホスピタリティの高さに大変満足しています。プライベート空間がしっかり確保されており、他のお客さんも全く気になりませんでした。非日常感の空間で心からリラックスすることができました。
うつ伏せが苦手な私の為にマッサージの順番を変えてくださったり、お心遣いありがとうございました。 うつ伏せの施術で、一度も眠れなかった私が、こちらのサロンで初めてぐっすり眠ることができたことも感激です! また次回伺うのを楽しみにしています。’’
‘’場所がちょっとわかりにくかったのですが、中はとても広々としていて、完全な個室で異空間、非日常感がありました。アーユルヴェーダ、は初めてでしたが、リラックスできました。頭がとても熱い、と言われ、飲み物のアドバイスもいただき、早速湯冷まし、を飲む、ということを実践してみました。また利用したいと思います。’’
まとめ
南インドの女子旅にはアーユルヴェータはとってもオススメです。
【参照サイト】
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